投資失敗とパチンコやめる道程

パチンコやめるまでの記録

パチ 海物語14

ついに国民救済策が決定したのか?このニュースを知り合いから聞いて『ついに現金給付がくるのか?いまだかてない大胆な政策が実現するのか?』と当初、私は心が躍った。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい経済をV字回復させるため、強大な経済政策を大胆に練り上げていく考えに加え、日本経済に対するマグニチュード級の悪影響を懸念し、そんな状況の中で経済における政治の最大の責任は雇用を守ることを明言し、そのために事業の継続を可能にするためにも、日々の生活に不安を感じている国民に対し、セーフティーネットを強化すること、そのうえで事態の変化を見極めながら、必要かつ十分な経済政策を間髪入れずに講じていかなければならない考えを国民に伝えた。世界各国では様々な形で国民に現金支給や休業補償がされている。休業補償はイギリス・スペイン・フランスで驚くことにその率は80~100%だ。「遂に日本政府も決断したか!」と我々一同は直感した。この度の新型コロナウイルスの対応には賛否両論あるのだが、どちらかと言えば政府の対策は後手後手に回ってしまい、賛成よりは批判が多いというのが現実であろう。そんな中ではあるが、与党第一党の自由民主党は、やはり日本国民のことを考えてくれる保守政党であり、遅ればせながら日本国民のために大胆な政策をしてくれると、我々のような弱小な民のための救済措置をしてくれると心のどこかで信じていた。野党との違いをこの窮地で発揮してくれるものと信じていた。そして再度改めて『今こそ自民党が力を発揮して雇用を守り抜き、厳しい状況の経済をV字回復させるため、思い切った強大な経済政策を大胆に練り上げていこうではないか!』と強調していた。

本日、日本中の全国民はこの歴史的な日である令和2年4月1日に、新型コロナウイルス感染症対策本部から「どのくらい大胆で思い切った強大な経済政策を発表してくれるのか?雇用を死守し、この厳しい状況下の日本経済をV字回復させるに値する自民党独自のかつてない大胆な給付になるのか!?」と日本人全員が固唾を呑んでその結果を見守っていたところで、その発表があった。その内容とは【全国すべての世帯に対し、布マスク2枚を配布する。日本郵政システムを使い1つの住所につき2枚を、感染者の多い地域から順次配布する。】であった・・・

しかしよく考えたら今日は4月1日のエイプリルフールだ。毎年4月1日は嘘をついても良いという風習があり、例えばイギリスでは嘘をついてもいい期限が正午までとか、一日中ついてもOKな地域とかあり、かつては通信社が配信した冗談の記事を日本の新聞社が事実として掲載した例もあった。朝日新聞東京新聞もジョーク記事を掲載したことがある。近年ではアメリカではフェイクニュース(嘘のニュース)が社会問題化となったり、北欧メディアも伝統となっていたエイプリルフール記事を自粛するようになっていることが少々気がかりではあったが、『未だかつてない大胆かつ強大に練り上げた経済政策が、まさか布マスク2枚!?』とは日本国民誰しもが信じるわけがなく、『もぉ~自由民主党の崇高な先生方もお茶目なところがあるな~w。立派でお偉い議員様達もこの日に限っては冗談を言って、連日コロナウィルスで疲れ切っている国民の切羽詰まったこの緊迫状態の気持ちを解す粋な計らいをしてくれたのかな?』というくらいに感じ、真の経済政策(国民1人当たり数十万円~数百万円の現金給付)を期待していた。その後、私は本日から改正健康増進法が施行されるパチンコ店に行った。さすがに今日からは誰もタバコを吸っておらず、マスクをしてパチンコしている人が多く、店内の空気は清浄化されていた。

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 2月からのマスク品切れのため、マスクなしで店内に居たのだが空気が綺麗だったため快適に打っていたら、ズルズルとハマってしまい海物語で魚群を6回も連続して外すハプニングもあったせいで9万円負けてしまった。

パチンコで負けた私は帰宅後、改めて自民党の強大で大胆な経済政策を確認した。のだが……自分の目を疑った。まさか!?と思った。しかし、

『コイツらマジや・・』

私はもう疲れ果てた。。。今日ほど呆れと失笑の境地に達した日を思い出せない。