投資失敗とパチンコやめる道程

パチンコやめるまでの記録

パチ パワフルの出来事7

当然のごとく、兄ちゃんの台は当たった!

また縦7のフィーバーだ。

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夢夢ちゃんが、筋肉ポーズしている画面だ。

普段はうれしいものだが、アンラッキーナンバーのため嬉しさ半減か?

 

しかし!

兄ちゃんは諦めていなかった。

すぐさまフォーメーションを頭に思い浮かべたのであろう!

私とMに再度、指示をした。

Mはすぐに動いたが、やはり彼はボンクラであり、そのままどっか行ってしまった。

あとは私だけだ。

 

当時は、私も有り金が無いことから詳細指示内容については詳しく覚えていなかった。

 

というか、忘れてしまう理由があった。

 

そうだった、私は先ほどの自分と店員の会話を思い出した。

『そう言えば…』

そんなんだ。。約束していたのだ。

店員と・・・

隣の店舗にあるサラ金で5万円借りてパチンコする約束をしていたのだ。

 

欲せぬ事態は急速にやってくる。

『ツカツカツカ。』彼の足音が聞こえる。

いつもより華麗に軽いステップで台に近づいてくる。

あまり広くない店内*1に、周囲の音楽や雑音がウルサイながらも足音だけはなぜか聞こえる。

 

『アカン。もう数歩でここまで来る。兄ちゃんのアンラッキーナンバーが発覚するぅぅ~!! 南無三*2~~~~ん!!」

 

 

と思ったが、私は店員に話しかけた。

何故だろう?か普段落ち着きのない私が、非常に冷静に且つクールに

 

小生「フッ。要件はわかっているつもりだ。」

小生「行こうか。店外へ。あの例の店舗へ。」

私は店員の肩を軽く叩き、サラ金へのご同行を促した。

 

が!

店員「いあ、やっぱり店長にアカン言われたし、おま一人で行ってこい。」

小生「へ? いや、困る。使い方分らんし一緒に頼むわ!」

店員「じゃあ、店長と行ってこい。それに、君はまだ若い*3。そんなもんで金借りんと、銀行で車のローン云々言うてドバッと借りて、また打ちに来てくれ。」

といい、私を押しのけ兄ちゃんの台へと・・・

 

『あぁ~あ。せっかくの今までの苦労が…』

その後の兄ちゃんの台はどうなったかは分からないが、おそらく予想通りの結果になったのであろう…

 

くやしかった。*4

私は任務を果たせなかった罪悪感から、バツが悪くなりそのまま店を出た。

 

外は雨だった。

少しづつ服が湿っていく。

お金もない*5

お腹も空いてきた。

学生寮に帰るためパチ屋の自転車置き場へ行った。

 

しかし、そこには再々々び衝撃の事実が待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

*1:今でこそパチンコ・パチスロ合わせて1000台以上設置してある大型店舗が多いが、当時は300台前後で休憩室もないような、この令和の時代では弱小店舗が大多数を占めていた。

*2:仏に帰依きえを誓って、救いを求めること。また、突然起こったことに驚いたり、しくじったりしたときに発する言葉。「南無三なむさん」ともいう。▽前者の意は仏教語。「南無」は経典きょうてんや仏などの名の前につけて、それに対する絶対的帰依を誓う言葉。「三宝」は仏と仏の教えと教えを広める僧のことで、これを仏・法・僧という。救いを求めることから後者の意味が加わった。

*3:当時は

*4:ほんのちょっとだけ。

*5:朝からパワフル打って3万円負けたから。